成績が伸びる子と伸びない子

受験一話

小さな学習塾を経営して30年以上、いろんな子供を教えてきたが、うそのように成績が急上昇する子、どんなに頑張っても目標を達成できない子、がいる。この差は何によるものか。

①成績が上がる子の条件

『まず、勉強に熱心であること。』

当たり前なことであるが、とても重要なことだ。勉強すること、新しい知識を学ぶことが楽しくてたまらない。

これは、低学年の子の方がより感じられる。例えば高校生よりも中学生、中学生よりも小学生といった具合だ。

曇りのないまなこで真剣に取り組む姿勢を見るのは、いつになっても心地良い。

好きなだけやらせておくと、小学生でも高校生用の英単語も抵抗なくこなして、もっと、やりたいという。

英単語を覚えるのが楽しいと言う。英文を聞いてわかるのが楽しいと言う。

そう言う目を前にすると教師冥利に尽きる。

両親からの愛情も深く、家族のコミュニケーションもうまくいっていることも、気持ちよく勉強に向かえる条件となっている。

『自分に言い訳をしない』

言い訳をする生徒はまず伸びは期待できない。何処か逃げ道を見つけているのだ。

前を向くだけじゃ不十分だ。真上を向くぐらいじゃないと目覚ましい上昇はないと思った方がいい。

自分の間違いを隠すことなく、厳しく見つめ直し、己を戒める生徒ほど、次へのステップは大きいと言える。

たとえ今がどういう状態であろうと、必ず急上昇してくる。

以前、数学を教えていて、ポロポロ泣き出す生徒がいた。その女子生徒は中学2年生でまだ入塾したての生徒だった。


聞くと、自分がその問題ができないのが情けなくて泣いたのだと言う。

後にも先にも悔しくて泣いた生徒は他にはいなかったので、強く印象に残っている。

彼女は何度も何度もできない所を聞いてきたので、その都度何度でも答えてあげた。

すると今まで60点代だった数学のテストが88点。応用問題と計算ミスがあったようだ。

普通ならこれで満足するのだが、彼女は違った。何でできなかったんだろう。と何度も何度も自問自答して、

尚一層頑張った。

次のテストはご想像の通り、95点であった。

ここでも彼女は間違った5点に対し自分を厳しく問いただした。

他の教科もこの調子だったので中3の最後にはほとんど5になっていた。

彼女を見ていて感じたのは、結局どこで自分が満足するかということだ。

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